組合のご紹介

 質問1 西春日井教職員労働組合(西春教労組)は、どんな組合ですか?
 1990年6月に結成されました。愛知県公平委員会(労働組合や市町の職員の権利を守るために設置されている県の行政機構)に登録された労働組合です。したがって自治体との団体交渉や各職場での校長先生と交渉する権利が証されています。交渉を申し込めば、拒否することはでません。ここで確認されたことは守らなければなりません。

 なお、もう一つの組合「西春教組」は結成以来、「申し入れ」や「懇談会」は数多く開いていますが、労組の命とでも言うべき「団体交渉= 対等の立場で話し合いそこでの確認事項の実施が義務づけられている」 は一回も行っていません。このことも私たちが、新たに西春教組を結成した理由のひとつです。組合事務所は、執行委員長の学校に置かれます。

質問2 どんな活動をしていますか。
1. 毎月定例で執行委員会、分会委員会、専門委員会の3つの定例会議を持ち、職場の問題を出し合って交流するとともに、解決の方向を検討します。
 どんなときでも、「組合員の困っていることの解決」を最優先で取り組みます。 困ったそのことをその日のうちに相談に乗ることをモットーにしています。 職場だけでは解決できない市や県全体に関わる問題は、県教委や市・町教委 あるいは校長会に申し入れたり、団体交渉を要求して解決を図ります。
2. また、定例会では、労働基準法や労働安全衛生法、県の勤務条例など私たちの生活と権利を守るための法律・規則を身につけるよう学習しています。
3. 定例会はそれだけでなく、子どもたちが豊かに発達するための学校づくり みんなですすめるためにはどうしたらいいのかなど教育の問題についても話し合います。
4定期的な団体交渉は、
  ① 愛知県教委とは他の11の組合と共に学期ごとに1回行っています。  ② 各市町教委とは年1回、 ③ 県や市町の校長会(法的に交渉団体の資格がない)とは、年2回の懇談会を行っています。
専門部会
   各自の関心に基づき、専門部に入ってより深く活動できます。
 ① 機関紙部
  団体交渉の報告や各専門部の情報などで、特に重要なことや確認事項を全地区的に広める、情報活動を担当します。毎月約2回の組合機関紙「ソリダルテ」の発行を通じ、組合員の交流だけでなく、地区内の教育状況を知る貴重な情報紙としての役割を担っていると自負しています。県内各地からの購読申し込みも多く、有料の読者会員を組合内外に幅広く持っています。現在組合員のいない職場にも、「待たれる機関紙」の配布を行っています。
  対外的な評価も高く、記事を読んだ大手新聞社からの取材を受ける事もあります。『愛国心』評価の問題など、機関紙でのキャンペーンと同時に教育委員会や該当校への抗議・申し入れ活動を行い、ほとんどの学校がこの文言を削除しました。
 ② 教育文化(教文)部
  新指導要領・総合学習などの資料を作成し、定例会で学習をします。
  学期に1回、その時々の問題をテーマに学習会を開き、集中的に学習します。また講師を招いて、力量を高めます。教育基本法の学習や体育の実技指導、授業指導案の検討、絵画の指導方法など、組合員の要望に添った多彩な内容です。
 ③ 組織・厚生部
  職場アンケートをとって西春日井地区の状況の調査活動をします。人事異動、労働時間、各学校の授業時数の状況などをまとめます。
  また、問題解決のため、条例・規則などを調べ、学習会を開きます。
  全教の共済組合(詳細は、後述)の西春日井支部として、各種保険や年金事務を扱います。年金問題、確定申告、労安法など健康・福祉問題の窓口です。それだけでなく、親睦を深めるための行事を計画します。グルメ、温 めぐり、ハイキング、ゴルフの会など多彩です。
  また、愛知県教職員労働組合連絡協議会(愛教労)主催の「平和と歴史 旅」の窓口になります。ベトナム、キューバ、フィンランド、中国、韓国 北海道などを訪れていますが、一般のツアーでは組めないところでも、現地の人の案内で回っています。2007年度は、冬休み中にタイへ出かけま た。現地の学校作りボランティアをしている、退職日本人教員の案内で、参加者が授業をしたり参観したりしてきました。今年もツァー会社ではできない企画を予定しています。
  プロ野球(スィートルーム)やJリーグのチケットも斡旋します。
質問3 組合に不可欠な互助組織・共済関係はどうなっていますか。
  愛知県高等学校教員組合(愛高教)とともに、全国組織である全教共済に入っています。医療保険、自動車保険、火災保険、年金などすべて完備しています。最近、愛教組の保険が改善されましたが、これは全教共済が入院給付など、いくつかの点で優っていたので補強したようです。競合相手ができて愛教組組合員にとっても良かったと好評です。また、2004年4月からは、『りんきょう共済』として、臨時教職員の皆さんのための制度が誕生しました。毎月20円の掛け捨てで、入院見舞金(五千円)や失業見舞金・解雇等退職見舞(壱万円)・不当解雇等弁護士費用援助金(拾万円)などが受けられます。不定な身分・安い賃金など悪条件の中で教育現場を支えて下さっている方々へ、全国の仲間からの助け合い共済です。
 詳しくは別添の全教共済の各種パンフをご覧ください。                         
               
 全教共済 東京都千代田区二番町12-1
          ℡ 03-5211-0140

質問4 西春教組は上部組織に愛教組・日教組・連合がありますが、西春教労組にも上部団体はありますか。
 県では、11の地域教組で愛知県教職員労働組合連絡協議会(愛教労)を結成しています。県教委交渉を行ったり、保険・年金などの愛教労共済を受け取ったりします。もちろん県の人事委員会に登録し、団結権、団体交渉権などが保証されています。職場の問題で不明なことがあるとすぐ県教委に問い合わせ要望を出しますが、きちんとした対応があります。最近では、組合員の人事異動について希望と納得ではなかったことを調査するよう求めました。また、指導要領伝達講習会参加者のレポート提出期限が学期末だったため、現場の忙しさ配慮せよと抗議し、夏休みに入った参加日に持って行くことに変更させました。

 私たちはあくまで愛知に根を張った労働組合を目指しています。国段階での上部組織はありません。しかし全国の状況をつかんだり、教研集会で全国の実践と交流したり、全教と連絡は取り合っています。しかし国段階はもちろん、県段階でも指示されたり命令されるということはなく、最後の決定権は西春教労組にある独立組合です。愛教労共済は、全教共済の愛知支部となっています。                           
質問5 西春教組は選挙になると、民主党の票集めをしたりハガキ書きをしますが、西春教      労組は、政党とはどのような関係がありますか。
 組合の要求を実現するためには、政治を変えなければなりません。しかし特定の政党の言いなりになったり、選挙の下請けをすることは組合員の思想信条を犯すことになります。個人個人で自分の支持する政党の後援会に加盟して活動することはありますが、組合として運動することはありません。
 
質問6 新しい組合を結成して、どんなことが実現できましたか。
1.教務・校務の中間管理職的扱いの是正
 教委・校長会と何度も話し合い、担任の無い教務・校務は、専科教諭の役をはたすことを要求してきました。授業をしっかり受け持つべきなのです。
  「四役」などという言葉が定着している現状は、学校教育法や、愛知県の学管理規則や教育長通達違反であることを明らかにし、「学年主任と同格の教諭であることを県教委や校長会に認めさせました。そして、「標準定数法」や「の配当基準表」を守り、教務・校務は、もっと授業を持ち、専科教育を充実させるとともに、担任の負担を軽くすることを確認しました。
  毎年、持ち時間数調査の結果を公表し、校長会との話し合いで、担当授業を増やす努力をする事を確認しました。多くの学校で、学級・教科担任の負担が減ってきました。さらには、教頭の持ち時間数も、組合発足当時「0時間」という場合がかなりありましたが、現在では「持ち時間0の教頭」が「0人」になっています。教頭といえども「教諭」ですから、授業を大切にするべきなのは言うまでもないことです。

2.旅費関係帳簿を公開させ、研修の機会均等に向け前進してきました。
 全県的にカラ出張が大問題化する前から、校長会と話し合い、旅費帳簿の公開を実現しました。西春教労組で毎年帳簿を検討し、使途の改善策を提起してきました。
 従来、校長は毎年、それも二泊三日で北海道や九州などに学事視察に出かけていましたが、そういったことはみられなくなっています。一般教諭の場合、年に一回の県費視察の約束すら一方的に破られていました。私たちの事実をもとにした追求で校長会の責任で履行する事が約束され改善が進んでいます。た家庭訪問にも旅費(日当分)が支払われるべき事を明らかにし、実現しました。
3.教育的意義に疑義の多いことをチェック
 ①運動能力テスト、体力診断の低学年廃止や簡略化の実現
  実施を義務づける法的根拠はなく、協力活動にすぎないことを明らかにし、「測定のための測定」になっていた診断テストの廃止、簡素化を実現しました。

 ②副教材・作文の広場の押しつけ反対
  教育振興会(学閥がらみの私的事業組織)は、多くの副教材、帳簿類を押しつけています。指導案・給食実施簿・指導要録用紙・各種一覧表・健康手帳・明るい心・明るい人生・時間割表など、1冊が千円ほどのものから、20円程度のものまで、多岐にわたって独占採択状態を続けています。振興会の理事職は、退職校長の天下り先になっているのです。また採択時の非民主的手続きだけでなく、「ことばの広場」の内容・体裁が使いにくく押しつけであるこ を批判し、県校長会に、採択は学年・担当者会の判断に任せることを認めさせました。今後とも癒着を厳しくチェックしていかなければなりません。

4.希望と納得の人事慣行の実現と学閥優先人事の是正
 従来、「人事は秘密」ということで事実上、白紙委任であったり、一部の人たちは付け届けをしたり、学閥組織を利用するなど個人的にカゲで働きかけていました。「人事面接、意向の打診」など、当たり前のことを徹底するよう県教や校長会に申し入れました。不意打ち人事を無くし、「希望と納得を尊重する」ことが確約されています。
  毎年、異動のあった人に調査をし、問題点があれば該当校長や町教委に申入れをしています。組合員に対して突然意に反した異動を言われることは少くなってきました。
 さらに教育をゆがめている学閥優先人事の解消の取り組みを進めています。
5.労働安全衛生法による健康で快適な職場の実現へ
 働く者は、労安法によって多くの健康診断項目が決められています。また職場は健康を損なわないような施設備の設置基準が定められています。地区内でも市役所など一般の職員にはこれが適用されていたのに、教員は除外されていました。そのため、健康診断項目が手抜きされたり、休養室がないままに放置されていました。結成以来の重点課題として取り組みを進めています。もちろん労働基準法による7時間45分間労働の遵守や、サービス残業の解消・労働時短問題・年休を取りやすい職場作りにも粘り強く取り組んでいます。
   
質問7 西春教労組に加盟するにはどんな手続きが必要ですか。
 お知り合いの西春教労組合員に連絡して下さい。西春日井地区の教員、事職員など、学校現場で働く人であれば、誰でも加入できます。正規職員・臨時職員・県市町採用の区別もありません。お尋ねも含めて下記へご連絡下さい。

            師勝北小学校 原田宏美  勤務先 0586-22-7338

                              自 宅   0587-66-6894